松竹梅が行く!!


第4区 MANGGA DUA
      

      マンガドゥア。この名前を聞いて心踊る方は、かなりのジャカルタマニアでございましょう。ワタクシ、松の友人の 中にも毎週末、ここに向かわねば週は明けないという輩がおります。場所はコタ方面を東に向かったあたり。何をどう 説明するよりまずは写真を見ていただくのがよろしゅうございましょう。ではまいりますよ〜!  インドネシアの首都ジャカルタの、購買欲と販売欲が節操なく渦巻く地獄の大ショッピングスタジアム、マンガドゥアは、 これでございますっ!! ばぁぁぁ〜ん!!
ITCの内部

   なんじゃい、いわゆるひとつのショッピングモールやんけ、とおっしゃっているあなた、空気が見えておりませんね、 空気が。ここマンガドゥアは、冷房なんかきいてないのでございます。ですからはっきり言って暑いのでございます。 ときおり涼風が頬をかすめるポイントもございますゆえ、もしかしたら本来は冷房設備が存在するのかもしれませぬ。 でも、印象としては弱冷房…いや、微冷房。ま、冷房なしと考えて行く方が賢明でございましょう。
   マンガドゥアと言うのは本来、通りの名前でございますが、ジャカルタっ子たちが「マンガドゥアに行く」と言うと、 たいていの場合、一連のショッピングビルのことをさしております。年季の入った建物が通りに沿って二棟ござい ます。向かって右側がITC。ITCは、日本でもおなじみ、International Trade Center の略号。でも、どう見ても その名前のイメージとはかけ離れております。 左の棟はパサールパギ(朝市場)と呼ばれています。大通りを挟んで向こう側に、やや新しいマンガドゥアモールという ショッピングセンターもございますが、こちらは冷房がちゃあんときいております。が、通はITCおよびパサールパギへ 行きます。微冷房の方でございます。
   大雑把に分類すると、ITCとパサールパギの2棟は服飾や日用品を中心とした雑貨、新型モールの方はOA機器や 電気製品を中心とした品物、ということになりましょう。でも、ITCやパサールパギの中にも海賊版CD屋はあるし、 モールのほうにもなんちゃってブランドバッグはあるわけですから、どちらに行こうが変わりございません。 ですが、もう一度申し上げます。通はITCおよびパサールパギへ行きます。微冷房の方でございますっ。
パサールパギ              ITC                    マンガドゥアモール    

とうぜん松竹梅も、向かうはITCおよびパサールパギ。なにせ、海賊版・なんちゃって版の宝庫、 これを見ずしてマンガドゥアに来たと言えるか、というわけで、まずはプロローグとしてコピー版の数々をさぐってまいりました。

   まずは、ブランドバッグおよび財布。みごと本物と見分けがつかないものは、それなりに10万ルピア単位の 値がついておりますが、笑うしかないようなとんでもないデザインおよび出来のいまいちのものは、3万ルピア ぐらいで買えるようでございます。松はつい先日、ヴィトンの極彩色ロゴマーク財布を見て、てっきり、なんちゃって デザインだと思い、「こんな気色の悪い色合いでにせもの作られちゃ、たまんないわよねー」と言って服飾事情に明るい 竹に笑われました。ニューデザインなんだそうでございますね、あれ。ひどい趣味でございます。 パリファッションよ、どこへ行く。
かばん屋の様子と品物例(5点全部でRp.270,000)

   マンガドゥアでパリのファッション界を憂いても仕方ございませぬ。いざ先へ進みましょう。
   マンガドゥアはまた、海賊版ディスク販売でも名を馳せております。その値段ときたら、松が知りうる限り、音楽CDは ここ3年ぐらいで、20,000→15,000→12,000→10,000→8,000→5,000ルピアというような経路(末路)をたどっております。 VCD全盛の折には、まだ公開されていない映画をマレーシアあたりの映画館で撮影(録画ではなく 撮影。その証拠に観客の咳や、トイレに立つ影などが映っている)したコピー版が出まわるといった無法の限りが 尽くされておりました。また、日本のテレビドラマのコピー版までセットになって売り出されているのを 見たときには、そのすごさに舌を巻いたものでございます。時代は流れ、今はDVDに変わりつつありますが、 どうなっていくのでありましょうか。
CDを物色する竹と梅         ポップスからジャズ、クラシックまでなんでもござれ    

   それではそろそろ、具体的な御案内に移らせていただきましょう。 まずは、駐車場の関係で車はモールにつけましょう。うっかりITCやパサールパギのほうに駐車すると、帰るとき、 カーコールをしてから車と出会うまで、ひどい時は1時間あまり待たされるので、これは重要なポイントでございます。ロビーラウンジでの お茶を条件に、新建物に隣接する Dusit Mangga Dua Hotel の駐車場に入れ込むのも一案です。 そして、モールの正面玄関前にある連絡橋を利用して、あちら側に渡ります。この連絡橋も3階層になっておりまして、 ここからさっそくお店が並んでおります。たとえば、1足Rp.15,000の靴の投売り屋、パーティー用の絢爛 豪華なネックレス・イヤリング・指輪のセットがRp.100,000がらみで買えるアクセサリー屋、スーパーマーケット やデパートでは絶対見られない資生堂やコーセー、カネボウ、ポーラなどのセルフ化粧品などを入荷して いる化粧品屋などが、携帯電話のグッズ取り扱いおよびご相談所をはさみながら立ち並んでいるのでございます。
靴屋                    アクセサリー屋            化粧品屋

   そんな店々を横目に見ながら松竹梅が一目散に向かったのは、とうもろこしスタンドでございます。 蒸した粒コーンをサンバル味だの、バーベキュー味だの、マヨネーズ味だの、様々にアレンジして食べさせて くれるのですが、やはりお薦めは一番人気のジャグンマニス(甘いとうもろこしの意)でございます。発泡スチロール製の カップにコーンを入れ、その間にチーズおろしで細かくしたチーズと練乳をダブルで挟んでいくのでございます。 チーズのしょっぱ味と練乳のくどいほどの甘さが力強く合体してコーンにがっちりとからみつき、梅いわく、 「えぐいけど、クセになる」おいしさなのでございます。
   このとうもろこしスタンドはここ一年ぐらいずっと流行っておりまして、どんなショッピングモールにもございます。 ただし、ここマンガドゥアほどその数の多いところは他にございませんでしょう。ちなみにマンガドゥアの中では 5メートルから10メートルの間に1店、犬も歩けばとうもろこしスタンドに当たるってなくらい繁殖しております。 1カップRp.5,000はマンガドゥア値段。他のモールではたいていRp.6,000で、しかも味は落ちるときております。 とうもろこしスタンドはぜひ、マンガドゥアで!
黄色いスタンドが目印   周囲にはコーンの香ばしい匂いが…  これがえぐいけどクセになるジャグンマニス

   さて、ジャグンマニスを食べながらゆったりのったり連絡橋を渡っているうちに、腕時計も腹時計もお昼を 迎えました。で、ワタクシ松がただ今中毒になっております、「ビーフンべべック」をみんなで食することに致しました。 メダン名物と書いてありながら看板には「Bihun Bebek Beijing」。「北京ダックビーフン」ということになりましょうか。 少し濁り気味のスープは、もちろんBebek(あひる)でダシをとっております。そこにジャカルタではちょっと珍しい、 日本そばに近い色合いをした太目のビーフンが浸かり、トッピングは、たっぷりのレタスとBebekの肉片、そして 香菜(タイ料理によく使われるパクチー、インドネシア語ではワンスイ)がぱらりんことのっております。 どうでございます? おいしそうでございましょう? これに、お酢を少々かけて食べますと、ダシの旨味が ぴしーっと引き締まって、足を運ぶごとに、そのクセのある味の虜になっていくのでございます。
   この店には、Nasi Kari 、Mie Ayam 、Kewatiau 、Gado-gado など、他のメニューもたくさんございますが、 なにはともあれ、一番のウリ、「Bihun Bebek Beijing」−Rp.17,000をお試しくださいませ。もちろん、Es Jeruk (みかんジュース)−Rp.10,000もお忘れなく。[Bihun Bebek Beijing TEL:6016441]
商売繁盛で去年広げた店舗     竹と梅、北京ダックビーフン試食中  スープや香菜はおかわり自由

    マンガドゥアは、奥が深いので、数年通ったあたりで新たな区画に遭遇するなどということは珍しいことではございません。 松もマンガドゥアに通い始めて5年になりますが、去年になって、存在を知り、足繁く通い始めた洋服屋がございます。 そこには、香港や台湾から仕入れたレディスのスーツがSサイズから3Lサイズまで豊富に揃っているのでございます。 しかも上下でRp.200,000前後。ストレッチ素材のパンツも、Rp.60,000、スカートはRp.50,000。シャツもRp.40,000〜Rp.120,000くらいで うれしいお値段。もちろん、最新のデザイン、基本はキャリアスーツ。とにかく、これだけサイズの選択肢が 揃っていることはありがたいことでございます。パサラヤ・そごうではLサイズどまりでございますものね〜。
LLサイズコーナーを物色中の松   松のコレクションから


   そして最後は、マンガドゥア土産でございます。土産と言ったって饅頭とかこけしとかではございません。 ネーム入りマイキャップはいかがでございましょうか。ここにはニット製のキャップや、スポーツキャップ、キャラクター 入りの帽子、怪獣をかたどったお面型帽子などをRp.10,000からRp.30,000くらいで売っておりますが、これにネーミング をしてくれるのです。 ミシンでちょちょいのちょい。アルファベット一文字につき、Rp.1,000。松はMatsuですからRp.5,000、竹はTakeですから Rp.4,000、梅はUmeですからRp.3,000。7文字以下でしたら文字入れ込みでキャップがRp.15,000で買えるのでございます。 おやすうございましょ〜〜〜〜? 自分でバッグやらTシャツやらを持って行っても、上記の値段で文字 入れしてもらえます。字体もリクエストに応えてくれるという親切さ。ロゴマークだって請け負っております。 ロゴマークの場合はRp.25,000。実物大の印刷物を持参すれば、これもちょちょいのちょい。かんし〜んでございます。 松竹梅が帰国土産にひとっつづつ買ったのは、言うまでもございません
いろんな帽子が並ぶ店舗       ミシンで刺繍、ほんの4、5分     マイキャップ、マイバッグの出来あがり

さて、この日、松竹梅がマンガドゥアで消費した内容を書き出してみました。

@カップコーン3人前      Rp.15,000
Aビーフンべべック3人前   Rp.51,000
Bみかんジュース3人前     Rp.30,000
Cスーツ1着            Rp.220,000
Dシャツ1枚            Rp.40,000
ECD2枚              Rp.20,000
Fカバン1つ           Rp.70,000
G韓国有名ブランドバッグ   Rp.130,000
H安い財布            Rp.50,000
Iサンダル1足          Rp.15,000
J携帯電話カバー        Rp.5,000
Kカネボウファンデーション   Rp.90,000
Lマレーシア製ボディシャンプー   Rp.30,000
Mあやしげな中国の洗顔石鹸  Rp.8,000
N買い物バッグ          Rp.25,000
Oバッグに文字入れ3文字   Rp.3,000
Pネーム入りキャップ3つ    Rp.45,000

一人あたま、約Rp.300,000で、かなり充実したショッピングタイムが送れたわけでございます。ほっほっほ。 この予算じゃ、パサラヤ・そごうでは靴1足買ったらおしまいですわね。…といきなり山の手のNyonyaになってしまった 松。最後に、ここマンガドゥアではスリ、ひったくり、切り裂き窃盗などがわんさかおりますので、くれぐれも 身の回りのものにはお気をつけになってお楽しみくださいませ。

   それでは、またひとときのお別れでございます。次回は特別編として突然ジャカルタからバリへ飛びます。 インドネシア御当地巡りとなるわけでございます。もちろん、松竹梅の行くバリですので、そんじょそこらのバリでは ございません。それでは、神々の島でお会いしましょう!


2003年10月




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提供: インドネシア語&日本語 ジャカルタコミュニケーションクラブ