
平成15年
校長のJCC日誌
9月

校長の甲斐切です。
どうぞよろしく。
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8月28日(木)
昨日はわけのわからないうちに、1日が終わった。なぜなら、ホームステイをしていた石濱陵君が朝、出がけに「あー!
今日、27日ですかぁ?!」。そうだよと言うと、「僕、今日帰るんだった」。そののちのパニックはみなさん、ご想像
いただけると思う。明日の夜とばかり思っていて、残り2日にかけて予定していたことを片っ端からかたづける。残念ながら
ボゴール行きとお土産の買い物と私の友人宅訪問はキャンセルとなったが、彼が最大の目的としていた孤児施設の
明日の訪問は急な変更にこころよく応じてくださった先方の厚意で、出発前のわずかな時間で実現できた。親に
育てる義務を放棄された子ども達と、難病を抱える子ども達をはじめて目のあたりにして、両親がいるというだけで、
ものすごい幸せなのだいうことを実感したようだ。明るく素直で利発で、インドネシア人の学生にモテモテだった陵君。
久しぶりにこの年代の日本人に接して、日本の若者もすてたものじゃないとつくづく思った。
8月26日(火)
昨晩、スタッフのお別れ会があった。岡山から来てくださった野上先生と、事務部のヒルダ。
いっぺんに二人のスタッフにさよならを言うのはつらいことである。
野上先生は、日本から赴任された先生で初めて2年の勤務をされた先生となった。熱心で、フレンドリーで、もちろん
教師としての力も着実に蓄えていらっしゃる、学生の人気もすこぶる高かった先生である。10月には、以前勤めていた学校に
戻られるそうで、いい先生はいつも誰かに待たれているのだなと実感。野上先生のような素晴らしい先生に
遠く日本から来ていただいたこと、ほんとうに感謝しています。ありがとうございました。
事務部のヒルダは2年前に結婚したのち、なかなか子どもに恵まれないでいる。2年半、
たくさんの仕事をたのみ、無理も言った。そんなことが要因しているのかなと思うと、すこし申し訳ない気持ちだ。
ゆっくり休んでにぎやかな家族を作ってほしい。おつかれさまでした。
8月23日(土)
最近の日本人は体格が変わってきた…と言われて久しいが、それを今、改めて実感している。
昨日ご紹介した友人の息子さんは170センチをゆうに越え、180センチに届きそうな勢いだ。
15歳ですよ、15歳、やっと高校1年生。私は中学生のとき、片想いの相手がことごとく自分より
背が低くて悲しかったことを覚えている。163センチもある自分の身長を恨んだものだった。
だが、30年も経つと一国の国民のスタンダードな体型もこれほど変わってくるものなのか。
彼の顔を見上げて話しながらしみじみ思うここ2日間である。
8月22日(金)
3週間の帰国を終え、おとといジャカルタに戻った。雨と曇り空の日本の夏は、なんと物足りないものかと思う
今夏であった。
ところで昨日、友人の15歳になる息子さんが我が家へホームステイにやってきた。初めて一人で乗る国際線の
機内で日本人の方に親切にしていただき、やや興奮気味にその様子を語ってくれた。「日本人がこんなに素晴らしい
なんて初めて感じた」と、大人の私たちなら照れくさくてできないような表現をするりと口に出す純粋さに、こちらも
心を動かされた。ほんの数時間で、彼にこんな感動を与えてくださった、オーストラリアに向かわれた留学生の方と、
ジャカルタで働いていらっしゃる日本人ビジネスマンの方、この場を借りてお礼申し上げます。
この1週間のジャカルタ滞在が、彼の人生の中で意味のあるものになりますように。